100冊の本に挑戦 塚本逭史「呂布 猛将伝」

昨年秋口から仕事が忙しくて本は時々合間に読んでいたが、日記までは時間が取れなかったので、久しぶりに書いた。塚本逭史氏は歴史小説家で、私は今まで氏の作品では「光武帝」「孫子」「仲達」「三國志 曹操伝」などを読んだが、今回の「呂布 猛将伝」はあ…

100冊の本に挑戦 古田武彦「失われた九州王朝−天皇家以前の古代史−」

著者は日本思想史学者・古代史研究家で特に古代史では独自の古代史論を持っている。今回の本に書かれている九州王朝説も学会では有名らしい。私等が小さい頃学校で習った日本の歴史が180度変わりそうな話が次々に出てくるが、それをきちんと検証しながら話が…

100冊の本に挑戦 松本猛・菊池恩恵「失われた弥勒の手」

信州安曇野(アズミノ)で事故死した父の残した手がかりを元に、主人公である息子が安曇族の謎に挑戦しながら自分の家系の元を次第に明らかにしていく話になっている。主人公とその友人と、旅先で知り合った韓国人の女性友達二人との共同作業で、かつてBC5〜…

100冊の本に挑戦 陳舜臣「中国美人伝」

中国の四大美人とは一般的に 楊貴妃、王昭君、西施、虞美人の四人と言われているが、この本の中にはこの内、王昭君と西施が含まれている。西施は春秋時代の越の美女で、呉越戦争中和睦のために呉に嫁ぐが、あまりの美しさに呉王は政治に集中できず国を傾け越…

100冊の本に挑戦 井沢元彦 「言霊(ことだま)」 祥伝社NONbook

文頭に次のようにある。 コトダマとは何か、一言で言ってしまえば、それは「言葉と実態(現象)がシンクロする」「ある言葉を唱えることによって、その言葉の内容が実現する」という考え方のことだ。 もっと簡単に言えば、「雨が降る」と言葉を口にすれば、…

100冊の本に挑戦  関裕二 「浦島太郎は誰なのか」

作者は歴史作家で、奈良に通ううちに仏教美術に魅せられ、日本の古代史研究家になった人である。浦島太郎は誰でもが知っている昔話に出てくる人である。浜辺で助けた亀の背に乗り竜宮城へ連れていかれ、乙姫様と出会い宴会の限りを尽くした後、元の人間社会…

Twitterは農耕文化に学べ

5月の連休も終わり、もう1ヶ月もするとまたあのうっとうしい梅雨に入る。 梅雨の時期になると、我が家の近くでは田植えが盛んになる。田んぼに水が入り田植えが始まるとなんかほっとした気になる。 日本の農業も最近は世界的な食料不足の観点から見直されて…

100冊の本に挑戦   高田明和 「念ずれば夢かなう」

5月の連休の時、図書館で中も見ずに何気なく借りてきた本であるが、実に興味深い内容であった。 著者はどこぞの偉いお坊さんであろうと思っていたら、なんと仏教とはとんと縁のない慶応大学医学部出の医学博士であり、清水の次郎長の直系の孫でもある。 内容…

100冊の本に挑戦 土門拳 「古寺を訪ねて 1・斑鳩から奈良へ 2・奈良西の京から室生へ」

土門拳さんは私の大好きな写真家である。 独特のアップで被写体に迫り見る人に力強い感動を与えてくれる。この古寺を訪ねてシリーズは4巻まである写真集であり今回はそのうちの最初の2巻である。作者は写真家であるが、写真とともに彼の文章もとても面白い。…

100冊の本に挑戦  田代尚嗣「仏教 108の謎」

この本は副題に 知っておきたい智慧としきたり とあるように、仏教について知っているようでわかってないいろいろなことが分り易く解説されている。 たとえば、「仏教では死後の世界は二つある?」「地獄はどこにあり、どんなところ?」「仏様は一体何人いる…

麦の穂が伸びてきた

雨ばかりの天気が続くが、ようやく近くの麦畑では麦の穂が伸びてきて、ところどころ黄緑色に変わってきた。 もう少しするとこれが綺麗な黄色に変わっていく。 この麦の色の変化を眺めるのも楽しいものだ。 大麦,ライ麦と種類は違うが、それぞれに近づいてく…

100冊の本に挑戦  梅原猛「思うままに 神と怨霊」

梅原猛氏は京都大学出の哲学者であるが、それゆえに一般的にむつかしそうな近寄り難い感じが持たれているようだ。私が梅原猛氏の本で最初に読んだのは「隠された十字架 法隆寺論」であった。この本はほんとにすごかった。 何がすごいというと、法隆寺や聖徳…

100冊の本に挑戦 赤川次郎「三毛猫ホームズの推理」

赤川次郎の三毛猫ホームズの推理を読んだ。 ユーモアミステリーというジャンルの代表的な作家であるが、それこそなかなかユーモアたっぷりで読んでいてどんどん進んでいく。 筋書きとしてはちょっと無理がるかなという部分も無きにしもあらずであるが、そこ…

100冊の本に挑戦  森村誠一「絆の証明」「ビジョン」

今日は森村誠一さんの「絆の証明」「ビジョン」を読み終わった。 森村さんの作品は現代社会の歪や人間関係のほころびなど、現実的な問題点の指摘がかなり的確に表現されることが多い。 今回読んだ2作品も同じような問題点が男や女たちの様々なつながりの中で…

桜の花に学ぶ

桜の花が咲いたと思ったら、もう散り始めている。 桜の木も大変だなといつも思う。一年かけて花を咲かせる時期までじっと我慢して、一気に一週間だけ花をこれでもかと大きく開いてみせる。 私のような人間にはとてもできないガマン強さだ。 下手な教養書やビ…

100冊の本 堺屋太一「チンギス・ハン」

堺屋太一さんのチンギス・ハン1〜4を読んだ。 中国史上初めてモンゴル人によるモンゴル帝国の基を築き上げた英雄である。(後にフビライハンによって元帝国となる) 遊牧民族の宿命である常に大集団で移動しながらの生活のすごさ、困難さが生き生きと書かれ…

桜の花が咲くのは嬉しい?悲しい?

桜がもう満開に近くなってきた。あと2-3日がピークであろうか。 この時期いつも思うのだが、桜が咲いてくるのを見て、 「ああ、桜が咲いてきた、綺麗だ、心も晴れ晴れしてくる」 と感じるのか、あるいは 「ああ、桜が咲いてきた、こんな美しい桜もあと数日も…

松本清張「屈折回路」

雨の多い3月であったがやっとここに来て回復基調に。 やはり雨より晴れの方が仕事するにしても気持ちの入れ様が変わってくる。 きょう松本清張の「屈折回路」を読み終えた。 最初なんか物足りなくだらだらと進んでいたのでこの本はハズレだったかと思ってい…

百冊の本に挑戦

はてなHatenaで百冊の本を1年で読破するイベントに参加した。 月平均8冊くらいのペースで年100冊になる。 若い頃は読書はあまりしていなかったが、歳とるに連れ読書にのめりこんできた。少し前までは本屋で新書を買ってきていたがお金が続かずAmazonで中古本…

きょうは写真の整理でも

暇々に以前撮った写真の整理していたら、数年前福岡筥崎宮で神前結婚式の場面に遭遇したのがあったので載せてみます。新郎新婦とも和装でなかなかいい雰囲気でした。私の大昔の結婚式思い出してしまった(^^;; もう結婚して30年近くなるんだなあ、歳とったと…

今日は穏やかな休日になりました

朝から太陽がいっぱいで、昨日の嵐はどこ行ったかと思うくらい素晴らしい天気です。 黄砂に見舞われた方大変だったと思います。 もうすぐ桜が満開になりそうですね^^

春らしくなってきた

今日は朝から青空が広がった。久しぶりに清々しい。 このブログ書き始めて今日で5日目だ。いつまで続くだろうかと心配だが、まあいつものように気ままに書いていこう。 ツイターで知り合った銀座OLさんhttp://ginzaol.livedoor.biz/の助けを借りて少しず…

花粉症が(^^;;

今日は花粉症のためつらい一日になってしまった。花粉よ飛ばないで って無理かw

回想  老いた猫

「子猫ゆずります メス ペルシャ系雑種 大事に育ててくれる方へ」 この記事がわが地方紙の朝刊の「ゆずります」欄に載ったのは今からおよそ15 年前であった。 「これいいんじゃない、こねこよ。」妻が叫ぶと幼稚園生だった長男も「それにしようよ、行こうお…

ブログはじめました。

カメラ好きなので写真を気ままに載せていきます。