100冊の本に挑戦  田代尚嗣「仏教 108の謎」

この本は副題に 知っておきたい智慧としきたり とあるように、仏教について知っているようでわかってないいろいろなことが分り易く解説されている。
たとえば、「仏教では死後の世界は二つある?」「地獄はどこにあり、どんなところ?」「仏様は一体何人いるのか?」「お経を唱えると功徳はあるのか?」「日本の宗派は今いくつあるのか」「釈尊は食あたりで亡くなったのか」「お地蔵さまはなぜ子供の味方なのか」「浄土真宗は浄土宗とどこが違うのか」「仏像とはどういう意味の道具なのか」「薬師如来が持っている薬は何に効くのか」
といった疑問や、また現代の事柄から
「なぜお寺に墓地があって神社にはないのか」「僧侶が戒律を破ると罰則があるのか」「戒名はつけないといけないのか」「お賽銭にはどんな意味があるのだろう」「ご飯に箸を立てると不吉だというのはなぜか」「合掌にはどういう意味があるのか」「節分に豆をまくのはどんな意味があるのか」「お墓に水を掛けるのはなぜ」
など身近な疑問もいっぱい載っていて楽しく読めるのがいい。